産業廃棄物許可申請でつまづきがちなこととその解決方法
- MORI KENICHIRO
- 9月26日
- 読了時間: 4分
東京都新宿区の産業廃棄物許可申請、在留資格許可申請、補助金、に強いライジングサン行政書士事務所代表の森憲一郎です。
今回のブログテーマは、「産業廃棄物許可申請でつまづきがちなこととその解決方法」です。

産業廃棄物収集運搬業や処分業の許可申請は、複雑で多くの書類が必要となるため、「何から手をつけていいかわからない」「書類に不備があって何度もやり直しになった」と頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。
本ブログでは、許可申請で多くの人がつまづくポイントとその具体的な解決策を、わかりやすく解説します。
なぜ産業廃棄物許可申請は難しいのか?
多くの事業者が申請で苦労する理由は、以下の3つに集約されます。
1. 必要書類の多さと複雑さ: 申請には住民票、登記簿謄本、納税証明書など、膨大な量の書類が必要です。また、添付書類にも厳格なルールがあり、少しのミスでも受け付けてもらえません。
2. 専門的な知識が求められる: 廃棄物の分類や処理方法に関する専門知識、法律(廃棄物処理法)の正確な理解が不可欠です。
3. 審査基準の厳しさ: 申請書類が揃っていても、事業計画や経理的基礎が不十分だと判断されると、許可が下りません。
つまづきポイントと解決策【ケース別】
ここでは、具体的なつまづきポイントとその解決策をご紹介します。
ケース1:必要書類が揃わない、書き方がわからない
【つまづきポイント】
・何から手をつけていいかわからない。
・書類の量が多すぎて、抜け漏れや記入ミスをしてしまう。
・法人、個人の違い、申請する都道府県によって様式が異なり、混乱する。
【解決策】
1. チェックリストを作成する: 申請先の都道府県や政令市が公開している手引きやチェックリストを参考に、必要な書類をすべてリストアップしましょう。
2. 事前に相談に行く: 申請先の行政窓口(都道府県の廃棄物対策課など)に事前に相談に行くことを強くお勧めします。担当者が丁寧に教えてくれるだけでなく、最新の情報を得ることもできます。
3. プロの力を借りる: 行政書士に依頼すれば、書類の作成から提出までを任せることができ、時間と労力を大幅に節約できます。
ケース2:経理的基礎の要件を満たせない
【つまづきポイント】
・赤字決算が続いているため、許可が下りるか不安。
・資金調達の方法がわからない。
【解決策】
1. 中小企業診断士に相談する: 経営状況を改善するためのアドバイスを受けられます。
2. 事業計画書で健全性をアピール: 過去の赤字をどう改善していくか、具体的な事業計画を説得力のある形で示すことが重要です。事業計画書には、収支見込みや資金調達計画を詳細に記載しましょう。
ケース3:講習会の受講が間に合わない
【つまづきポイント】
・講習会の予約がすぐに埋まってしまい、受講できない。
・受講有効期間を過ぎてしまった。
【解決策】
1. 早めの予約を: 日本産業廃棄物処理振興センターのウェブサイトで講習会のスケジュールをこまめにチェックし、早めに予約を入れましょう。特に年度末や年度初めは混み合います。
2. 有効期間を確認**: 講習会修了証には有効期間(新規申請の場合、修了日から5年以内があります。申請提出日に有効期間内である必要があるため、計画的に受講しましょう。
まとめ:専門家への相談が許可取得への一番の近道
産業廃棄物許可申請は、時間と労力がかかり、専門知識が求められるため、自力での申請は困難な場合が多いです。
行政書士に依頼することで、書類作成の負担軽減、申請不備による手戻りの防止、そしてスムーズな許可取得が期待できます。
許可申請でお困りの方は、まずは専門家にご相談してみてはいかがでしょうか。
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